また久々の更新です
こんにちは。またまた久々の更新になってしまいました。まだ朝晩は冷えますが、だいぶ春の陽気が感じられるようになってきました。でも幼稚園や小学校ではまだインフルエンザが流行っているようです。私も気をつけなければ・・・。先週、やっと確定申告が無事に終わり、ホッとしているところです。
先週の木曜日、私が学校歯科医を務める小学校で学校保健委員会がありました。校長、副校長、養護の各先生方とPTA会長さん、我々学校医(内科、耳鼻科、眼科)、学校歯科医、学校薬剤師の皆で本年度1年の総括とやはりインフルエンザについてどうしたらいいかを話し合いました。
インフルエンザについて、私の個人的な意見を交えて述べると・・・。
インフルエンザのみならず、ウイルスの特徴は変異といってウイルス自身が生き延びていくために次々と姿・形を変えていくこと。このために特効薬やワクチンを作るのが難しい。またウイルス感染症は症状が出る前に潜伏期間が長い間あること。このために飛沫感染するウイルスは人から人へ知らず知らずのうちにうつってしまうのです。中には子供ではあまりないようですが、全く発熱していないのにインフルエンザの検査をすると陽性反応が出る方もいるそうです。
このようなことからインフルエンザウイルスを確実に排除したり、封じ込めることは不可能に近い。変な言い方ですが、ウイルスも生き物ですから、うまく共存していくことが大事なのではないでしょうか?
予防には通常の風邪と同様、最も基本的で大切なのは、
①帰宅時、食事の前には手洗い、うがいの励行。除菌石鹸を使うのもいいのですが、大事なのは十分な水で洗い流すこと。
②規則正しい生活。早寝早起き。バランスの取れた食生活。
③適度な運動。
罹ってしまったら・・・。
①十分な水分摂取と休息(睡眠)。
②無理をしない。ほとんどの場合、ウイルスが体に入っても後遺症を残すことなく静かに出て行くものです。無理をするといろいろな合併症を起こす可能性が高まります。
これはあくまでも私個人の意見ですが、日本はタミフルやリレンザを使いすぎているように感じます。世界で生産されているこれらの薬剤の7割を日本が消費しているそうです。インフルエンザ治療に必須な薬剤ならば日本以外の先進国ももっと使うはずだと思います。「タミフルを使わなかったから、こういう後遺症が出た」というデータはないそうですし、発症してしまったらタミフルを使っても熱が下がるのが少し早くなるくらいなものなのだそうです。1日でも早く、仕事に、学校に、というのも理解できますが、「インフルエンザに罹ったらすぐタミフル、リレンザ」という構図はどうなのかな?と思っています。きちんとしたデータがあるわけではありませんが、先に述べたようにウイルスは変異を繰り返します。理論的にはたくさんの人が必要以上に抗ウイルス剤を使えば、ウイルスも生き物ですから、薬に耐性をもつウイルスが出現する可能性が高くなるのでは・・・。治療するお医者さんにしてみれば使うか使わないか、難しい判断になるとは思いますが、テレビ、新聞等々を見ていると「罹ったら、タミフルやリレンザをもらいましょう」的な過剰な報道が多いような気もします。
ここまでいろいろ述べましたが、私の専門外の内容なのであくまでも参考までに・・・。
最後に学校歯科医会研修会で免疫学の先生が講演されていましたが、インフルエンザ予防にも歯磨きは大切なことなのです。口の中は常にバイ菌がいる(常在菌)所の1つですが、歯磨き不足で口の中が汚れ、バイ菌が増えると粘膜に傷がつき、ウイルスが侵入しやすくなります。また咽頭や喉頭には侵入したウイルスやバイ菌を外に排出しようとする機能がありますが、その入り口である口の中にバイ菌がたくさんいる状態ではうまく排出されなくなります。



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