学校保健委員会
今日、学校歯科医を務めている久我山小学校で学校保健委員会がありました。校長、副校長、養護の先生方や内科、耳鼻科、眼科の学校医の先生方、学校薬剤師の先生、保護者の方で子供たちの健康について話し合いました。
今年のテーマは子供たちの姿勢について。歯科医の立場から意見を述べるために出席したわけでありますが、他科の学校医の先生方からいろいろな意見が聞けて、私自身もいろいろ勉強になりました。
歯のかみ合わせ・・・。正しい姿勢を保つのにとても大切なものの1つですが、近年小顔の子が増えて歯科検診でも歯列不正が多く見受けられます。確かに機会があれば矯正治療により正しいかみ合わせを獲得することも大切ですが、正しいかみ合わせを獲得するのに最も大切なのは「よくかむこと」なのです。
人間は雑食で、いろいろなものを食べます。そのため人間の歯は物を噛み切る前歯、噛みちぎる犬歯、すりつぶす奥歯とすべての歯が発達しています。肉食動物は丸呑みが多く、すりつぶすことはあまりしないので奥歯はあまり発達してませんし、草食動物は獲物を捕らえたり、引きちぎることはしないので前歯や犬歯があまり発達していません。人間は必要だからこのようにすべての歯が発達しているわけで、すべての歯を使って食事をするべきなのです。
「ひみこのはが、いーだろ」という「よくかむ」効用9か条というのがあります。
ひ:肥満防止→消化吸収が向上し満腹中枢が正常に働く。
み:味覚が発達→舌の味覚細胞、脳の味覚中枢を刺激。
こ:言葉の発音をはっきりさせる→あご、顔面の正しい発育を促す。
の:脳の発達を促す→脳神経を刺激し、脳の働きを活発化。
は:歯の病気予防→口の中の自浄作用により虫歯、歯周病を予防。
が:がんの予防→唾液に含まれるカタラーゼ等の酵素が発ガン物質を抑制。
いー:胃の調子を整える→唾液中の酵素アミラーゼが消化を助ける。
だ:唾液の分泌を促す→唾液の分泌量が増え、含まれる酵素も増加。
ろ:老化防止→唾液に含まれるパロチンというホルモンにより子供の発育促進、大人の老化を防止。





