虫歯の種類

虫歯の種類には「深さによるもの」と「進み方によるもの」があります。
「深さによるもの」はCo、C1、C2、C3、C4と分けられています。
Co:初期虫歯
C1:エナメル質内の虫歯
C2:象牙質に達する虫歯
C3:神経に達する虫歯(虫歯菌が歯の神経の部分にも感染している状態。歯髄炎といいます。)
C4:残根状態(歯茎から上の部分の歯が崩壊し、歯根だけの状態。)
ha02b.gif
治療の対象になるのはC1からです。C1以上は穴が開いており、歯質の中に虫歯菌が浸潤しているため、感染した歯質を取り除かなければ進んでしまいます。
Coは表面の歯質がざらざらになり、白濁や黄色、茶褐色、黒色に変色した状態で経過観察やフッ素塗布を行ない、削ったりしません。歯磨きに気をつければ、このままの状態で止まるか、再石灰化して元通りになるからです。
昔は学校の歯科検診等で深さも調べていましたが、近年は調べません。Coかそれ以外のCという判定をします。深さは目で見ただけでわかるものではなく、探針と呼ばれる先の尖った針のような器具で穴を突付いてわかるものです。しかし近年、このような突付く行為が虫歯の穴をより深いものに進行させることがわかってきました。このため歯科検診において、探針を食べかすをどけるのには使いますが虫歯の深さを測ることには使わなくなったのです。
NEC_0007.JPG  NEC_0006.JPG
痛みを伴う虫歯はC2からですが、必ずではありません。C3になるまで痛みが全くないものもよくあります。C3からは神経を除去する処置を行ないます。
「進み方によるもの」には急性の虫歯と慢性の虫歯があります。急性の虫歯は進行が早く、月単位で穴が大きくなっていきます。比較的若年者に多く、黄色~茶褐色なのが特徴です。慢性の虫歯は進行が遅く年単位で穴が大きくなります。そのため神経が虫歯の進行に反応し、神経(歯髄)の空間を狭くして虫歯の部分から神経を遠ざけようとするため、痛みが出なかったり、かなり深い穴でも神経に達しないことも多いです。比較的中年~高齢者に多く、黒色なのが特徴です。